✨幼児期からの学びの大切さ② ✨

みなさん、こんにちは!トランク・アカデミーの酒井です。
今日は、幼児さんの読解力について少し触れておきたいと思います。

幼児さんは大半字が読めないので、読解力など無縁だと思われそうですが、実は読解力の芽のようなものはこの時期に育まれています。小さなお子さんがとても好きなものの一つにお話の読み聞かせがあります。私は昔話などがとても好きでしたが、大人が声のトーンや声色を変えて話してくれるのを特に印象的に覚えています。特に昔のアニメ『日本昔ばなし』での俳優さん達の語りはとても素晴らしく、ロングランの大ヒット番組でした。一人で何人もの声を使い分けるというのは、話の場面や登場人物の心理や行動をよく理解する必要があります。子どもたちは何度も何度も同じお話を聞いているうちに暗記してしまい、話し手の真似をするようになります。そのうちに話の深いところまで理解を深めることになるのです。

実は本好きの子どもたちは、本の読み聞かせや昔話のストーリーに想像の翼を広げる経験を持っていることが多く、反対に本があまり好きでない子どもたちは、漫画さえ読まない傾向にあります。この想像するということが読解力を高める上でとても重要になってきます。行間を読み、登場人物の心理を想像し、筆者の意図を考えるために必要なものが読解力です。大人たちはついスマホやタブレットを子守の道具として利用しがちです。確かに子どもが静かにしてくれると助かるのですが、あまり頼り過ぎるとせっかくの能力を潰していってることになりかねません。

幼児さんにとっては、大人からの言葉かけとスキンシップこそが大きな学びの源に違いありません。日々の会話を大切にしてください。
そして「こんな内容を知りたい!」などリクエストがあれば、ぜひお気軽に教えてください。